108PM010|第108回 助産師国家試験 過去問
Aさん(38歳、初産婦)は妊娠28週に妊婦健康診査のため来院した。身長162 cm、体重69 kg(非妊時体重62 kg)、血圧128/62 mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、子宮底長24 cm。超音波検査で子宮頸管長38 mm。Aさんは「夕方おなかが張ることがあるが、痛みはなく少し座っているとおさまります」と話す。このときのAさんの状態のアセスメントで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
妊娠28週で痛みを伴わず、休息で消失する不規則な子宮収縮はBraxton-Hicks収縮の特徴です。
解説
Aさんは血圧・尿検査に異常がなく、子宮頸管長38 mmで明らかな短縮はありません。子宮底長24 cmは個人差や測定差も考慮すべき範囲で、超音波の胎児発育や羊水量の異常が示されていません。非妊時BMIは62÷1.62²≈23.6で標準域に近く、28週までの7 kg増加だけから推奨基準逸脱とはいえません。夕方に出現し、座るとおさまる無痛性の張りは生理的な不規則収縮です。
選択肢の確認
1.子宮頸管長の短縮が認められる。:子宮頸管長38 mmは妊娠28週で明らかな短縮を示す値ではなく、切迫早産の所見とは判断できません。
2.子宮底長は妊娠週数に比べて小さい。:子宮底長には測定差があり、胎児発育などの異常所見もないため、24 cmの一点で過小とは判定しません。
3.体重増加量が推奨基準を逸脱している。:非妊時BMIと妊娠週数を考慮すると7 kgの増加はこの情報だけで推奨基準を逸脱したとはいえません。
4.Braxton-Hicks〈ブラクストン-ヒックス〉収縮が出現している。:無痛性で不規則に現れ、休息で消失する弱い子宮収縮はBraxton-Hicks収縮に一致します。
覚えるポイント
生理的な張りと、規則化・増強する収縮、性器出血、破水感などの受診サインを区別します。