108PM016第108回 助産師国家試験 過去問

Aちゃん(4歳、男児)は幼稚園通園中である。有意語の発語が少なく指示が通じにくい、ごっこ遊びをしない、興味を持つおもちゃが限定されている、といった特徴から自閉スペクトラム症と診断されている。最近、不機嫌になって対応に困ることが多くなり、両親はAちゃんとの関わり方に悩んでいる様子である。児への関わり方の指導で適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

自閉スペクトラム症の子どもが感覚刺激や変化で興奮したときは、刺激の少ない安全な場所で落ち着けるようにします。

解説

Aちゃんは興味の範囲が限定され、言語理解が難しく、変化への不安が高い可能性があります。興奮状態では言葉を繰り返すほど情報過多となることがあるため、けがを防ぎ、視覚・聴覚刺激の少ない1人で落ち着ける場所へ誘導します。日常は好きな遊びを足がかりに、おもちゃを整理して提示し、写真や絵のスケジュールで見通しを作ります。予定は機嫌で頻繁に変えず、変更時は事前に具体的に伝えます。

選択肢の確認

1.遊びの場になるべく多種類のおもちゃを置いておく。:多種類のおもちゃを一度に置くと刺激過多や選択の混乱を招くため、数を絞って分かりやすく提示します。
2.興奮状態になった場合は1人になれる場所に誘導する。:興奮時は安全を確保した刺激の少ない場所に誘導することで、感覚的・情緒的な負担が下がります。
3.Aちゃんに理解できないことは明確な言葉で繰り返し伝える。:理解が難しいときは言葉を長く繰り返すより、短い具体語と絵・写真などの視覚支援を組み合わせます。
4.Aちゃんの機嫌をみてその日のスケジュールをこまめに変更する。:その日の機嫌で予定を頻繁に変更すると見通しが失われるため、予測可能なスケジュールを保ちます。

覚えるポイント

関わりの基本は「刺激を整理、視覚化、見通し、落ち着ける避難場所」です。

関連問題

108PM015108PM017
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)