108PM022|第108回 助産師国家試験 過去問
発熱を主訴に母乳外来を再診した産後4週の母親。産科医師の診察でインフルエンザと診断され、抗インフルエンザウイルス薬(オセルタミビルリン酸塩)が処方された。今後の授乳について助産師の説明で適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
インフルエンザ罹患中でも、母親の全身状態が許し、飛沫・接触感染対策を守れば母乳育児を継続できます。
解説
インフルエンザウイルスの主な感染経路は飛沫と接触であり、通常母乳を介して感染する病気ではありません。オセルタミビルの母乳中移行は少なく、治療中の授乳は一般に可能です。母親は手洗い、マスク、咳エチケットを守り、授乳時以外の不要な密接触を減らします。体調が悪く直接授乳が難しい場合は搾乳した母乳を他の健康な人が与えることもできますが、母親が授乳できる本問で一律に搾乳へ切り替える必要はありません。
選択肢の確認
1.「人工乳を補足しましょう」:母乳を継続できる状態で人工乳を補足する必要はなく、不要な補足は母乳分泌の維持を妨げることがあります。
2.「内服前に授乳しましょう」:授乳時刻を内服前に限らなくてもオセルタミビルの母乳中移行は少なく、通常の授乳を継続できます。
3.「今までどおり授乳しましょう」:マスク・手指衛生などの飛沫・接触感染対策を行い、母親の体調が許す限り今までどおり直接授乳できます。
4.「搾乳した母乳を飲ませましょう」:母親が重症で直接授乳できないときの選択肢にはなりますが、本問で全員に搾乳哺乳を指示する必要はありません。
5.「一度冷凍した母乳を解凍して飲ませましょう」:インフルエンザウイルスを不活化するために母乳を一度冷凍する必要はなく、不要な冷凍・解凍を標準とはしません。
覚えるポイント
インフルエンザでは「母乳継続可能」「オセルタミビルと授乳は両立」「飛沫対策」です。