109PM037|第109回 助産師国家試験 過去問
Aさん(27歳、初産婦)は自宅近くの無床の診療所で妊婦健康診査を受診しており、分娩は隣県の実家近くの総合病院でする予定である。妊娠30週になったAさんは、分娩予約のために自家用車で総合病院を受診した。妊婦健康診査で妊娠経過が順調であることが確認できた。Aさんは外来の助産師に「最近地震が多くて不安です。大地震に備えてできることを教えてほしいです」と相談した。このときのAさんへの助産師の指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
災害時に車内で孤立する可能性へ備えて水・食料を車にも置き、自宅近隣の分娩取扱施設を確認します。
解説
Aさんは隣県で分娩予定で、自家用車移動中や道路寸断時に予定施設へ到達できない可能性があります。自宅と車に水、食料、衛生用品、母子健康手帳の写し、連絡先等を準備し、自宅近くの分娩取扱施設と避難経路を確認します。発災時は建物・道路・津波等の危険を評価し、必ず直ちに避難所へ移動するのではなく、安全確保と自治体情報に従います。母乳は災害時にも清潔な栄養源で、粉ミルクへ変更する必要はありません。
選択肢の確認
1.「赤ちゃんの栄養は粉ミルクにしましょう」:母乳は災害時にも利用できるため、予防的に粉ミルクへ変更する必要はありません。
2.「赤ちゃんのベッドは窓際に置きましょう」:窓際はガラス破損や家具転倒の危険があり、児のベッドは安全な位置に置きます。
3.「非常用の水や食料を車にも積んでおきましょう」:移動中の孤立に備え、非常用の水・食料等を車にも備蓄するのが適切です。
4.「地震が起きたら速やかに避難所へ移動しましょう」:発災後の危険は状況で異なり、安全確認なしに一律に避難所へ移動しません。
5.「自宅近くの分娩取扱施設も確認しておきましょう」:予定施設へ行けない場合に備え、自宅近くの分娩取扱施設も確認しておきます。
覚えるポイント
妊婦の災害準備は「自宅と車の備蓄・複数の受診先・連絡手段・安全な避難判断」です。