45AM013|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
眼筋麻痺に痛みを合併する疾患はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
眼筋麻痺に「痛み」を伴う病態を選べるかを問う問題です。
解説
Tolosa-Hunt症候群は海綿静脈洞から上眼窩裂にかけての非特異的肉芽腫性炎症で、片側の強い眼窩深部痛と、動眼・滑車・外転神経麻痺による眼球運動障害をきたします。ステロイドがよく効くのが特徴です。
重症筋無力症は無痛性の易疲労性眼瞼下垂・複視、Duane症候群は先天性の外転(内転)障害、Weber症候群は中脳梗塞による同側動眼神経麻痺+対側片麻痺、Kearns-Sayre症候群はミトコンドリア病による慢性進行性外眼筋麻痺で、いずれも痛みは主症状ではありません。
選択肢の確認
1.重症筋無力症
誤り。重症筋無力症は無痛性で、日内変動する眼瞼下垂・複視が主症状である。
2.Duane 症候群
誤り。Duane症候群は先天性の眼球運動異常で疼痛を伴わない。
3.Weber 症候群
誤り。Weber症候群は中脳梗塞による動眼神経麻痺と対側片麻痺で、疼痛は主症状でない。
4.Tolosa-Hunt 症候群
正しい。Tolosa-Hunt症候群は海綿静脈洞部の炎症で、疼痛を伴う眼筋麻痺をきたす。
5.Kearns-Sayre 症候群
誤り。Kearns-Sayre症候群は慢性進行性の外眼筋麻痺で疼痛はない。
覚えるポイント
- 痛みを伴う眼筋麻痺=Tolosa-Hunt症候群、糖尿病性動眼神経麻痺、内頸動脈瘤。
- Tolosa-Huntはステロイド反応性が診断の手がかり。
- 無痛性の日内変動=重症筋無力症。