53AM055|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
先天上斜筋麻痺で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
先天上斜筋麻痺の特徴を問う問題です。
解説
先天上斜筋麻痺では、上下偏位を代償するために**健側への頭部傾斜(斜頸)**という頭位異常がみられます。長期に続くと顔面の非対称を生じることもあります。
両眼性のこともあり、内下転障害(内上転ではない)がみられ、代償頭位により両眼視機能は比較的良好に保たれ、治療は下斜筋の弱化術が中心で(上斜筋前部前転術は外方回旋の矯正に用いる)、この選択肢は第一選択ではありません。
選択肢の確認
1.片眼性である。
誤り。両眼性のこともある。
2.頭位異常がみられる。
正しい。上下偏位の代償として頭位異常(健側への頭部傾斜)がみられる。
3.内上転障害がみられる。
誤り。障害されるのは内下転(内転位での下転)である。
4.両眼視機能は不良である。
誤り。代償頭位により両眼視機能は比較的良好に保たれる。
5.上斜筋前部前転術の適応である。
誤り。第一選択は下斜筋の弱化術であり、上斜筋前部前転術は外方回旋の矯正に用いる。
覚えるポイント
- 先天上斜筋麻痺=健側への頭部傾斜、Bielschowsky試験は患側で陽性。
- 長期の代償頭位により顔面非対称を伴うことがある。
- 治療=下斜筋後転・切除(下斜筋過動が強い場合)が第一選択。