53AM056|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
眼窩吹き抜け骨折で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
眼窩吹き抜け骨折の所見を問う問題です。
解説
眼窩内壁(篩骨紙様板)骨折では、内直筋が絞扼されて外転が制限されます。外転できない側の眼は内斜視となるため、同側性(非交差性)複視を自覚します。
制限性なので牽引試験は陽性、原因は前方からの鈍的外傷、眼窩底骨折では下直筋の絞扼により上転障害(下転障害ではない)が生じ、単純エックス線でも上顎洞の混濁(涙滴状陰影)などから骨折が推定できます。
選択肢の確認
1.牽引試験は陰性である。
誤り。制限性であり牽引試験は陽性である。
2.後頭部の外傷で生じる。
誤り。前方からの鈍的外傷で生じる。
3.眼窩底骨折では下転障害はみられない。
誤り。眼窩底骨折では下直筋の絞扼により上転障害がみられる。
4.眼窩内壁骨折では同側性複視を自覚する。
正しい。眼窩内壁骨折では内直筋の絞扼により外転が制限され同側性複視を自覚する。
5.眼窩部の単純エックス線検査では骨折は確認できない。
誤り。単純エックス線でも上顎洞の混濁などから骨折が推定できる。
覚えるポイント
- 眼窩底骨折=下直筋の絞扼で上転制限。内壁骨折=内直筋の絞扼で外転制限。
- 確定診断は眼窩CT(冠状断)。
- 小児の線状型(trapdoor)は絞扼が強く、緊急手術の適応となる。