56PM066|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
6 歳の男児。以前からの眼球運動異常を気にして来院した。眼窩部のMRI 冠状断(別冊No. 7)を別に示す。この患児で考えられる眼位はどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
眼窩MRI冠状断から眼位を推定する図問題です。
解説
眼窩MRIの冠状断で、眼窩の上内側にある上斜筋が低形成(細い、あるいは欠損している)であれば、その側の上斜筋麻痺です。
上斜筋は下転を担うので、麻痺すると患眼が上斜視になります。右上斜筋の低形成なら右眼上斜視です。先天上斜筋麻痺ではMRIで上斜筋の低形成が確認できることがあります。
選択肢の確認
1.右眼上斜視
正しい。右上斜筋の低形成により右眼上斜視となる。
2.右眼外方回旋斜視
誤り。回旋偏位は生じるが、問われている眼位としては上斜視である。
3.左眼外方回旋斜視
誤り。低形成のある側と一致しない。
4.左眼上斜視
誤り。低形成のある側と一致しない。
5.内斜視
誤り。内斜視は水平筋の問題であり上斜筋の低形成では説明できない。
覚えるポイント
- 先天上斜筋麻痺=MRIで上斜筋の低形成が確認できることがある。
- 上斜筋麻痺=患眼の上斜視、外方回旋、V型斜視、健側への頭部傾斜。
- 上斜筋は眼窩の上内側を走行し、冠状断では上直筋の内側に描出される。