45AM036|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
右眼下斜視があり右下方視で複視が最大となるときの麻痺筋はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
下斜視と複視最大方向から麻痺筋を同定する、いわゆる逆算の問題です。
解説
右眼が下斜視(右眼が下に偏位)ということは、右眼の上転が不足しているか、対側眼を基準にすると左眼の下転が過剰/右眼の下転が過剰と考えられます。さらに右下方視で複視が最大なので、右下方視で働く筋の麻痺です。
右下方視では右眼は下直筋、左眼は上斜筋が働きます。右眼下斜視=左眼が相対的に上に見える状態であり、左眼の下転(内転位での下転=上斜筋)が不足していると考えると左眼上斜筋麻痺が合致します。
選択肢の確認
1.右眼上直筋
誤り。右上直筋麻痺なら右上方視で複視が最大となる。
2.右眼下斜筋
誤り。右下斜筋麻痺なら左上方視で複視が最大となる。
3.右眼下直筋
誤り。右下直筋麻痺なら右眼は上斜視となる。
4.左眼上斜筋
正しい。左上斜筋麻痺では右下方視で偏位が最大となり、右眼が下斜視にみえる。
5.左眼下直筋
誤り。左下直筋麻痺では左下方視で偏位が最大となる。
覚えるポイント
- 複視最大の方向にある筋のうち、偏位方向と矛盾しない側を選ぶ。
- 上斜筋は内転位での下転を担う。左上斜筋は右下方視で働く。
- 上斜筋麻痺は代償性頭部傾斜(患側と反対へ傾ける)を伴いやすい。