51AM075|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
52 歳の女性。交通事故後に複視を自覚し来院した。大型弱視鏡による左眼固視での自覚的斜視角(別冊No. 10)を別に示す。麻痺筋はどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
大型弱視鏡の自覚的斜視角から麻痺筋を同定する図問題です。
解説
左眼固視の自覚的斜視角では、右眼が上にずれる**R/Lが右方視で3°、正面で5°、左方視で9°**と右眼の内転位で増え、**左下方視ではR/L 16°**と最大になっています。外方回旋(Ex)は下方視で8〜12°と増加しています。
右眼上斜視が右眼の内転・下方視で最大になるのは、内転位で下転作用が最大となる右眼上斜筋の麻痺を示しています。頭部外傷は滑車神経麻痺の最も多い原因で、滑車神経が細く長く脳幹背側を走行するためです。
選択肢の確認
1.右眼上斜筋
正しい。右眼の内転位・下方視で上斜視が増強する所見は右眼上斜筋麻痺を示す。
2.右眼下直筋
誤り。右眼下直筋麻痺では外転位で上斜視が増強する。
3.左眼上直筋
誤り。左眼上直筋麻痺では左眼が下斜視となる。
4.左眼下直筋
誤り。左眼下直筋麻痺では左眼が上斜視となる。
5.左眼下斜筋
誤り。左眼下斜筋麻痺では左眼が下斜視となる。
覚えるポイント
- 上斜筋麻痺=内転位で上下偏位が最大。V型斜視、外方回旋。
- 頭部外傷は滑車神経麻痺の最多原因(両側性のこともある)。
- Parksの3 step法(第1眼位→側方視→頭部傾斜)で1筋に絞る。