45AM051|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
麻痺性斜視の診断に有用でない検査はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
麻痺性斜視の評価で「斜視角が視方向によって変わること」を捉えられる検査を選ぶ問題です。
解説
麻痺性斜視の診断には、視方向ごとの偏位量の差(非共同性)と、固視眼を替えたときの偏位量の差(第1偏位<第2偏位)を捉える検査が必要です。Hess赤緑試験、大型弱視鏡による9方向検査、screen comitance test はいずれもこれを評価でき、眼球牽引試験は制限性か麻痺性かの鑑別に使えます。
Hirschberg法は正面視で角膜反射の位置から斜視角を概算するだけの方法で、視方向による変化を評価できず、麻痺性斜視の診断には有用ではありません。
選択肢の確認
1.眼球牽引試験
誤り。眼球牽引試験は制限性斜視との鑑別に有用である。
2.Hirschberg 法
正しい。Hirschberg法は正面視の概算法で、非共同性の評価はできない。
3.Hess 赤緑試験
誤り。Hess赤緑試験は9方向の偏位を図示でき、麻痺筋の同定に有用である。
4.大型弱視鏡検査
誤り。大型弱視鏡検査は9方向の斜視角を定量でき有用である。
5.screen comitance test
誤り。screen comitance testは視方向による偏位の差をみる検査である。
覚えるポイント
- 麻痺性斜視の要点は非共同性と第1偏位<第2偏位。
- Hirschberg法は正面視の概算のみ。
- 制限性との鑑別には眼球牽引試験。