45AM053|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
顔を右に回して見るのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
代償頭位(顔回し)の向きから、原因となる眼球運動障害を推定する問題です。
解説
外転障害があると、患者は麻痺筋の作用方向へ顔を回してその方向を使わずに済むようにします。顔を右に回すと視線は相対的に左方へ向くため、左方視が苦手=左眼の外転障害または右眼の内転障害が示唆されます。
Duane症候群Ⅱ型は内転障害を主体とする型です。左Duane症候群Ⅱ型では左眼の内転が制限されるため、左眼が内転する右方視を避けて…ではなく、左眼を内転させずに済むよう顔を右に回して両眼を左方に向けた位置で使うことになります。
選択肢の確認
1.A 型外斜視
誤り。A型外斜視は上下方向の頭位(顎上げ・顎下げ)をとる。
2.左外直筋麻痺
誤り。左外直筋麻痺では左方視が制限され、顔を左に回す。
3.右動眼神経麻痺
誤り。右動眼神経麻痺では眼瞼下垂が主で、定型的な顔回しはとらない。
4.左Duane 症候群Ⅱ型
正しい。左Duane症候群Ⅱ型の内転障害を避けるため顔を右に回す。
5.静止位が右方向にある眼振
誤り。静止位が右方向にある眼振では、静止位を使うため顔を左に回す。
覚えるポイント
- 外転障害=患側へ顔回し、内転障害=健側へ顔回し。
- 眼振では静止位(null point)を正面に持ってくる向きに顔を回す。
- 上下斜筋麻痺では頭部傾斜、A-Vパターンでは顎上げ・顎下げ。