45AM068|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
63 歳の男性。複視を訴えて来院した。遠見でのMaddox 正切尺による眼位検査の結果(別冊No. 7)を別に示す。正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・3
正答
1、3
この問題のポイント
Maddox正切尺による眼位検査の記録を読み取る問題です。
解説
Maddox杆を装用した眼には線条の光が見え、正切尺上でその線の位置を読みます。写真では赤い線が縦に見えているので、Maddox杆は水平に装用して水平偏位を測定しています。
右眼にMaddox杆を装用(左眼固視)したときは線が目盛の約3、左眼に装用(右眼固視)したときは約1〜2の位置にあり、左眼で固視したときの偏位が大きいことが分かります。麻痺眼で固視すると健眼に大きな二次偏位が出るので、偏位が大きくなる固視眼、すなわち左眼が麻痺眼です。なおMaddox杆は融像を除去するため、潜伏成分を含めた全偏位を測ります。
選択肢の確認
1.左眼が麻痺眼である。
正しい。固視眼を替えたときの偏位量の差から左眼が麻痺眼と判断できる。
2.眼位は内斜視である。
誤り。記録からは外方への偏位が読み取れ、内斜視ではない。
3.Maddox 杆を水平に装用している。
正しい。縦の線条が見えており、Maddox杆は水平に装用されている。
4.顕性の眼位ずれのみを測定している。
誤り。Maddox杆は融像を除去するため、斜位を含めた総偏位を測定している。
5.左眼にMaddox 杆装用時の眼位ずれは6°である。
誤り。記録された偏位量と一致しない。
覚えるポイント
- Maddox杆は融像を除去する。斜位+斜視の総量が測れる。
- 水平装用→縦線が見える→水平偏位を測定。
- 第1偏位<第2偏位で麻痺眼を判断する。