45PM033|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
点眼薬の眼内移行が亢進する疾患はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
点眼薬の角膜透過性が変化する条件を問う問題です。
解説
角膜上皮は脂溶性のバリアとして働き、点眼薬の眼内移行を制限しています。角膜びらんでは上皮バリアが失われるため、薬物の眼内移行が著しく亢進します。抗菌薬の効果が高まる一方で、副作用や毒性のリスクも上がります。
強膜炎、虹彩炎、緑内障、急性出血性結膜炎では角膜上皮は保たれており、透過性は大きく変化しません。
選択肢の確認
1.強膜炎
誤り。強膜炎では角膜上皮は保たれ、透過性は変化しない。
2.虹彩炎
誤り。虹彩炎でも角膜上皮バリアは保たれる。
3.緑内障
誤り。緑内障そのものが角膜透過性を変えることはない。
4.角膜びらん
正しい。角膜びらんでは上皮バリアが失われ、点眼薬の眼内移行が亢進する。
5.急性出血性結膜炎
誤り。急性出血性結膜炎は結膜の疾患で、角膜上皮バリアは保たれる。
覚えるポイント
- 角膜上皮=脂溶性バリア、実質=水溶性バリア。
- 上皮障害があると眼内移行が増え、効果も毒性も強まる。
- 点眼後の涙嚢部圧迫は全身移行を減らし眼内移行を高める。