45PM038|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
正常眼圧緑内障について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
正常眼圧緑内障の疫学と診療上の注意点を問う問題です。
解説
日本の疫学調査(多治見スタディ)では、40歳以上の緑内障有病率は約5%で、その約7割が正常眼圧緑内障でした。日本人に最も多い病型です。
隅角は開放しており、眼圧は21 mmHg以下に収まるため、眼圧検査だけではスクリーニングできません。眼底の視神経乳頭所見と視野検査が診断の柱になります。視野障害は周辺から進み、視力低下は末期になるまで自覚されません。急激な頭痛・眼痛は急性の原発閉塞隅角緑内障の症状です。
選択肢の確認
1.狭隅角である。
誤り。正常眼圧緑内障は開放隅角である。
2.早期から視力障害を伴う。
誤り。視力障害は末期まで自覚されない。
3.日本人に多い病型である。
正しい。正常眼圧緑内障は日本人の緑内障で最も多い病型である。
4.急激な頭痛と眼痛とを伴う。
誤り。急激な頭痛・眼痛は急性原発閉塞隅角緑内障の症状である。
5.スクリーニングには眼圧検査が有用である。
誤り。眼圧が正常範囲のため、眼圧検査ではスクリーニングできない。
覚えるポイント
- 日本人の緑内障の約7割が正常眼圧緑内障(多治見スタディ)。
- 眼圧では拾えない。乳頭所見・OCT・視野が診断の柱。
- 治療は眼圧下降。ベースラインからの下降率で目標を設定する。