45PM061|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
片眼性後天性上斜筋麻痺に対するプリズム療法でのFresnel 膜プリズムの使用で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
Fresnel膜プリズムの使い方と目的を問う問題です。
解説
Fresnel膜プリズムは眼鏡レンズに貼付する薄い膜状プリズムで、大きな度数でも軽く、度数変更が容易です。上斜筋麻痺による上下偏位に対しては、両眼単一視野を拡大して日常生活の複視を軽減することが目的になります。
装用は**非優位眼(麻痺眼側)**とし、上下偏位が主体なので基底は垂直方向に置きます。回旋偏位はプリズムでは矯正できません。発症直後から複視軽減の目的で使用でき、自然回復を待つ期間の対症療法として有用です。
選択肢の確認
1.優位眼に装用させる。
誤り。装用は原則として非優位眼(麻痺眼側)に行う。
2.回旋斜視に有効である。
誤り。プリズムでは回旋偏位を矯正できない。
3.両眼単一視野を拡大させる。
正しい。両眼単一視野を拡大し、日常生活の複視を軽減する目的で用いる。
4.プリズムの基底は水平方向にする。
誤り。上下偏位が主体なので基底は垂直方向に置く。
5.発症後6 か月間はプリズムを装用させない。
誤り。発症直後から複視軽減の目的で装用できる。
覚えるポイント
- Fresnel膜プリズム=薄い・軽い・度数変更が容易。視力はやや低下する。
- 回旋偏位はプリズムで矯正できない。
- 急性期の対症療法として有用。恒久化するなら組み込みプリズムへ。