46AM056|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
斜視手術と副作用の組合せで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
斜視手術の術式と、生じうる副作用の対応を問う問題です。
解説
上直筋は内旋作用をもつため、短縮すると内旋が強まり、外方回旋ではなく内方回旋の方向に眼位が動きます。ただし設問の組合せは「上直筋短縮=内方回旋複視」となっており、この対応は誤りとされています。上直筋短縮では上眼瞼が下垂方向に動くこと、上転過剰による上斜視が主たる副作用です。
外直筋後転による外転制限、内直筋短縮による同側性複視、下直筋後転による下眼瞼後退、下斜筋前方移動による上転制限は、いずれも正しい対応です。
選択肢の確認
1.外直筋後転 ── 外転制限
誤り。外直筋後転で外転が制限されるのは正しい対応である。
2.内直筋短縮 ── 同側複視
誤り。内直筋短縮による過矯正で同側性複視が生じるのは正しい対応である。
3.下直筋後転 ── 下眼瞼後退
誤り。下直筋後転で下眼瞼が後退するのは正しい対応である。
4.上直筋短縮 ── 内方回旋複視
正しい。上直筋短縮の副作用として内方回旋複視を挙げる対応は誤りである。
5.下斜筋前方移動 ── 上転制限
誤り。下斜筋前方移動で上転が制限されるのは正しい対応である。
覚えるポイント
- 下斜筋前方移動(anteriorization)はDVDに有効だが上転制限を招く。
- 下直筋後転→下眼瞼後退、上直筋後転→上眼瞼後退。
- 内直筋短縮の過矯正では同側性複視、外直筋後転では外転制限。