46AM059|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
学校における座席配置を図に示す。病態とその患者に用意する座席の組合せで適切でないのはどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
病態ごとの代償頭位から、教室の座席位置を判断する問題です。
解説
図は教卓を前にした座席配置で、①③は左端の列、②⑤は右端の列、④は中央よりやや左の列です。代償頭位のある児には、黒板を見るのに苦手な視方向を使わなくて済む座席を用意します。
左Duane症候群Ⅰ型は左眼の外転(左方視)が苦手なので黒板が右前方に来る左端の①が適切、左方向に静止位のある眼振は左方視で眼振が止まるので黒板が左前方に来る右端の②が適切です。右下斜筋過動は左方視で上下偏位が出るため黒板が右寄りに見える④で問題なく、左Brown症候群は左眼の内転位での上転が制限されるので黒板が左前方に来る右端の⑤で問題ありません。右外転神経麻痺は右方視で複視が出るので黒板が左前方に来る右側の座席が必要ですが、③は左端の列で黒板が右前方に来てしまうため不適切です。
選択肢の確認
1.左Duane症候群Ⅰ型 ── ①
左方視が苦手な左Duane症候群Ⅰ型には、黒板が右前方に来る左端の①が適切です。
2.左方向に静止位のある眼振 ── ②
左方視で眼振が静止するので、黒板が左前方に来る右端の②が適切です。
3.右外転神経麻痺 ── ③
正しい。右外転神経麻痺は右方視で複視が出るのに、③は左端で黒板が右前方に来るため不適切です。
4.右下斜筋過動 ── ④
右下斜筋過動は左方視で上下偏位が出るため、黒板が右寄りに見える④で問題ありません。
5.左Brown症候群 ── ⑤
左Brown症候群は左眼の内転上転が制限されるため、黒板が左前方に来る右端の⑤で問題ありません。
覚えるポイント
- 座席は「苦手な視方向を黒板側にしない」ように選ぶ
- 外転神経麻痺は患側方向の視線で複視が最大
- 眼振は静止位の方向に黒板が来る座席が楽