48AM074|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
3歳の男児。右眼の視力不良を指摘されて来院した。眼位、眼球運動および眼底には異常はみられなかった。検影法による検査結果を図に示す。眼鏡処方で適切なのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
調節麻痺薬点眼前後の屈折値から、幼児の眼鏡処方値を決める問題です。
解説
3歳児の遠視の眼鏡処方では、調節麻痺薬点眼下の完全屈折矯正値を基準にします。年少児は調節緊張が強く、点眼前の値では遠視が過小評価されるためです。
右眼は調節麻痺下で**+8.50 D◯cyl−1.00 D 180°(矯正視力0.4)で、不同視弱視の治療のためこの完全矯正値を処方します。左眼も調節麻痺下の+2.00 D**を処方し、不同視差をそのまま矯正して弱視眼を使わせます。
選択肢の確認
1.右眼+2.00 D◯cyl-1.00 D 180°、左眼+2.00 D
誤り。右眼の遠視が大幅に低矯正となり弱視治療にならない。
2.右眼+4.00 D◯cyl-1.00 D 180°、左眼+2.00 D
誤り。右眼の遠視が低矯正である。
3.右眼+5.00 D◯cyl-1.00 D 180°、左眼+0.50 D
誤り。点眼前の値であり調節緊張分が反映されていない。
4.右眼+8.50 D◯cyl-1.00 D 180°、左眼+2.00 D
正しい。調節麻痺下の完全屈折矯正値を左右とも処方する。
5.右眼+8.50 D◯cyl-0.50 D 180°、左眼+6.50 D
誤り。左眼の度数が調節麻痺下の値と一致しない。
覚えるポイント
- 幼児の遠視は調節麻痺薬下の値で完全矯正する。
- 不同視弱視では左右差をそのまま矯正して弱視眼を使わせる。
- 眼鏡装用で数か月経過をみてから遮閉の要否を判断する。