46PM049|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
斜視手術後の前眼部虚血に関係するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
斜視手術後の前眼部虚血の血行動態を問う問題です。
解説
虹彩・毛様体を含む前眼部は、直筋に沿って走る前毛様動脈(各直筋に1〜2本、外直筋は1本)から主に血流を受けています。そのため直筋を同時に多数切離すると前眼部の血流が不足し、虹彩萎縮・前房炎症・角膜浮腫などの前眼部虚血をきたします。
予防のため、1回の手術で切離する直筋は原則2本までとし、必要な場合は血管温存法(vessel-sparing)や段階手術を選びます。
選択肢の確認
1.眼窩上動脈
誤り。眼窩上動脈は前額部を灌流する。
2.眼窩下動脈
誤り。眼窩下動脈は眼窩下部と頬部を灌流する。
3.前毛様動脈
正しい。直筋に沿って走る前毛様動脈が前眼部の主要な血流源である。
4.短後毛様動脈
誤り。短後毛様動脈は脈絡膜と視神経乳頭を灌流する。
5.網膜中心動脈
誤り。網膜中心動脈は網膜内層を灌流する。
覚えるポイント
- 前毛様動脈=直筋に沿って走り前眼部を灌流。外直筋は1本、他は2本。
- 同時切離は原則2直筋まで。
- 高齢者・動脈硬化・再手術例でリスクが高い。