47AM043|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
角膜障害を生じるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
角膜障害をきたす脳神経麻痺を問う問題です。
解説
三叉神経麻痺では角膜知覚が失われ、瞬目反射と涙液分泌が減って**神経麻痺性角膜症(遷延性上皮欠損)**をきたします。痛みを感じないため受診が遅れ、重症化しやすいのが問題です。
顔面神経麻痺では眼輪筋が働かず閉瞼できないため(兎眼)、角膜が乾燥して露出性角膜症をきたします。動眼神経麻痺・滑車神経麻痺・外転神経麻痺は眼球運動の障害であり、角膜障害は起こしません。
選択肢の確認
1.動眼神経麻痺
誤り。動眼神経麻痺は眼球運動・眼瞼・瞳孔の障害である。
2.滑車神経麻痺
誤り。滑車神経麻痺は上斜筋の麻痺である。
3.三叉神経麻痺
正しい。三叉神経麻痺では角膜知覚が失われ神経麻痺性角膜症をきたす。
4.外転神経麻痺
誤り。外転神経麻痺は外直筋の麻痺である。
5.顔面神経麻痺
正しい。顔面神経麻痺では閉瞼不全により露出性角膜症をきたす。
覚えるポイント
- 三叉神経麻痺=知覚低下→神経麻痺性角膜症。痛みがないため発見が遅れる。
- 顔面神経麻痺=兎眼→露出性角膜症。点眼・軟膏・夜間の閉瞼処置。
- 両者が合併すると角膜穿孔の危険が高い。