47AM066|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
52 歳の女性。1週間前からの頭痛を訴えて来院した。CT 検査で、脳腫瘍と診断された。視力は右0.4(1.2×-1.00 D◯cyl-0.50 D 180°)、左0.3(1.5×-1.50 D)であった。この症例の眼底写真(別冊No. 2)を別に示す。この症例の視野はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
脳腫瘍による頭蓋内圧亢進の眼底所見と、それに対応する視野を問う問題です。
解説
脳腫瘍による頭蓋内圧亢進では、**うっ血乳頭(乳頭浮腫)**が生じます。乳頭が腫脹して境界不明瞭となり、網膜の神経線維が乳頭周囲で押しのけられるため、Mariotte盲点(生理的盲点)が拡大します。
視力は初期には保たれるのが特徴で、進行すると一過性の視力低下(transient visual obscuration)を繰り返し、最終的に視神経萎縮に至ります。
選択肢の確認
1.鼻側階段
誤り。鼻側階段は緑内障の視野所見である。
2.水平半盲
誤り。水平半盲は虚血性視神経症などの所見である。
3.同名半盲
誤り。同名半盲は視索より後方の病変による。
4.両耳側半盲
誤り。両耳側半盲は視交叉部病変による。
5.Mariotte 盲点の拡大
正しい。うっ血乳頭ではMariotte盲点の拡大がみられる。
覚えるポイント
- うっ血乳頭=両眼性・乳頭腫脹・Mariotte盲点拡大・視力は初期保たれる。
- 視神経炎=片眼性・中心暗点・視力低下・眼球運動時痛。
- 一過性視力低下を繰り返すのは頭蓋内圧亢進のサイン。