47PM067|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
34 歳の男性。まぶたの左右差を指摘され来院した。最近3か月は動悸、発汗および体重減少が著しい。正面写真(別冊No. 2)を別に示す。診断に必要なのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
眼瞼の左右差と甲状腺機能亢進症状から診断に必要な検査を選ぶ問題です。
解説
動悸・発汗・体重減少という甲状腺機能亢進症の症状に、眼瞼の異常(眼瞼後退)を伴う場合、Graves病に伴う甲状腺眼症を疑います。
診断にはまず血中甲状腺ホルモン(FT3・FT4・TSH)と自己抗体(TRAb・TSAb)の測定を行います。眼軸測定・眼球牽引試験・Hess赤緑試験は眼所見の評価、テンシロン試験は重症筋無力症の診断であり、この症例の診断の起点にはなりません。
選択肢の確認
1.眼軸測定
誤り。眼軸測定は屈折・IOL度数計算のための検査である。
2.眼球牽引試験
誤り。眼球牽引試験は制限性斜視の評価であり診断の起点ではない。
3.Hess 赤緑試験
誤り。Hess赤緑試験は眼球運動の評価であり診断の起点ではない。
4.テンシロン試験
誤り。テンシロン試験は重症筋無力症の診断に用いる。
5.血中甲状腺ホルモン測定
正しい。血中甲状腺ホルモン測定で甲状腺機能亢進症を確認する。
覚えるポイント
- 甲状腺眼症=眼瞼後退・Graefe徴候・眼球突出・外眼筋腫大・複視。
- 診断=甲状腺機能検査+自己抗体+眼窩画像。
- 重症筋無力症との合併もあり、眼瞼下垂と後退の区別が要る。