48AM068|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
12 歳の女児。物が2つに見えると訴えて来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左 0.3(1.2×-3.00 D◯cyl-0.50 D 180°)。片眼では複視は認めない。複視の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
片眼では複視がない両眼性複視の原因を問う問題です。
解説
片眼を遮ると複視が消える=両眼性複視であり、原因は**両眼の視線が同一の対象に向いていない(斜視)**か、**左右の網膜像が大きく異なって融像できない(不同視による不等像視)**かのいずれかです。
右1.2に対して左が−3.00 Dの近視という3 Dの不同視があり、眼鏡矯正では約3%の不等像視が生じて融像が破綻しえます。乱視・白内障・円錐角膜はいずれも単眼複視の原因です。
選択肢の確認
1.斜視
正しい。斜視は両眼性複視の代表的な原因である。
2.乱視
誤り。乱視は単眼複視の原因である。
3.白内障
誤り。白内障は単眼複視の原因である。
4.不同視
正しい。不同視による不等像視で融像が破綻し両眼性複視となりうる。
5.円錐角膜
誤り。円錐角膜は不正乱視による単眼複視の原因である。
覚えるポイント
- 片眼を遮って消える=両眼性複視(斜視・不等像視)。
- 片眼を遮っても残る=単眼複視(乱視・白内障・円錐角膜・水晶体亜脱臼)。
- 眼鏡では1 Dの不同視で約1%の不等像視が生じる。