48PM074|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
5歳の男児。弱視の疑いのために紹介されて来院した。初診時の検査では右0.9(1.0×+0.75 D◯cyl-1.25 D 10°)、左0.2(0.2×+4.50 D◯cyl-1.00 D 170°)。両中間透光体および眼底に異常はなかった。この患児の弱視の病態を把握するために行う検査で有用でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
不同視弱視の病態把握に有用でない検査を問う問題です。
解説
右+0.75 D、左+4.50 Dと約3.75 Dの不同視があり、左眼の矯正視力が0.2にとどまる不同視弱視です。病態把握には、調節麻痺薬点眼下の屈折検査(正確な屈折値)、固視検査(偏心固視の有無)、遮閉-遮閉除去試験(斜視の合併の有無)、立体視機能検査(両眼視の程度)が有用です。
大型弱視鏡検査は、両眼分離が強く抑制が出やすいうえ、5歳児では検査そのものが難しく、この段階の病態把握には有用性が低い検査です。
選択肢の確認
1.固視検査
誤り。固視検査で偏心固視の有無を確認できる。
2.大型弱視鏡検査
正しい。大型弱視鏡検査はこの段階の病態把握には有用性が低い。
3.立体視機能検査
誤り。立体視機能検査で両眼視の程度を評価できる。
4.遮閉-遮閉除去〈非遮閉〉試験
誤り。遮閉-遮閉除去試験で斜視の合併を確認できる。
5.調節麻痺薬点眼下での屈折検査
誤り。調節麻痺薬点眼下の屈折検査は正確な屈折値の把握に不可欠である。
覚えるポイント
- 不同視弱視=屈折矯正が治療の土台。まず正確な屈折値を得る。
- 微小斜視の合併を4Δ基底外方試験・遮閉試験で確認する。
- 偏心固視の有無で予後が変わる。