49PM066|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
59歳の男性。複視、眼瞼の異常にて紹介され来院した。エドロホニウム塩化物投与前後の写真(別冊No. 4)を別に示す。 この患者について正しいのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
テンシロン試験の写真から重症筋無力症の特徴を問う問題です。
解説
エドロホニウム塩化物の投与により眼瞼下垂が改善している所見から、重症筋無力症と診断されます。この疾患では、朝は軽く夕方に悪化する日内変動と、使い続けると悪化する易疲労性が特徴です。
冷却では症状が改善(アイステスト)、外眼筋の腫脹は甲状腺眼症の所見、複視は眼瞼下垂ほど改善しないことが多く、エドロホニウムは静注後数十秒〜1分で効果が現れます。
選択肢の確認
1.症状は日内変動がある。
正しい。重症筋無力症の症状には日内変動がある。
2.冷却にて症状が悪化する。
誤り。冷却では症状が改善する(アイステスト)。
3.画像検査にて外眼筋の腫脹を認める。
誤り。外眼筋の腫脹は甲状腺眼症の所見である。
4.エドロホニウム塩化物投与後複視の消失が認められる。
誤り。眼瞼下垂は改善しても複視は残存することが多い。
5.エドロホニウム塩化物は効果発現まで30分以上必要である。
誤り。エドロホニウムは静注後数十秒で効果が現れる。
覚えるポイント
- 重症筋無力症=易疲労性・日内変動(夕方に悪化)。
- アイステスト=閉瞼部を2分間冷却すると眼瞼下垂が改善する。
- 診断=抗AChR抗体、テンシロン試験、反復刺激筋電図。胸腺腫の合併を確認する。