55PM068|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
47 歳の女性。3 日前から複視と眼瞼下垂が出現し、症状が改善しないため来院した。来院時の9 方向むき眼位写真(別冊No. 9)を別に示す。この患者で最も注意すべきなのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
急性の眼瞼下垂と複視で最も注意すべき所見を問う図問題です。
解説
急性発症の眼瞼下垂+眼球運動障害は動眼神経麻痺を示します。このとき最も注意すべきは瞳孔です。
瞳孔が散大している(瞳孔が侵されている)場合、内頸動脈-後交通動脈分岐部の脳動脈瘤による圧迫が疑われ、くも膜下出血の切迫を意味します。副交感神経線維は神経の外側表面を走るため、圧迫では早期に侵されます。緊急の画像検査が必要です。
選択肢の確認
1.眼圧
誤り。眼圧はこの病態で最優先に確認する所見ではない。
2.眼底
誤り。眼底はこの病態で最優先に確認する所見ではない。
3.視力
誤り。視力はこの病態で最優先に確認する所見ではない。
4.前房
誤り。前房はこの病態で最優先に確認する所見ではない。
5.瞳孔
正しい。瞳孔が侵されていれば脳動脈瘤の圧迫が疑われ緊急対応を要する。
覚えるポイント
- 瞳孔を侵す動眼神経麻痺=脳動脈瘤の圧迫を疑い緊急に画像検査を行う。
- 瞳孔回避のある動眼神経麻痺=虚血性(糖尿病・高血圧)が多い。
- 副交感神経線維は神経の外側表面を走るため圧迫に弱い。