50AM013|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
複視を生じないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
複視を生じない斜視を問う問題です。
解説
乳児内斜視は生後6か月以前に発症するため、両眼視機能が確立する前から斜視眼に抑制が働きます。したがって複視を自覚しません。幼少期に発症した斜視で複視を訴えないのはこのためです。
甲状腺眼症・外転神経麻痺・眼窩吹き抜け骨折・慢性進行性外眼筋麻痺は、いずれも両眼視が確立した後の後天性の眼球運動障害なので複視を生じます(ただしCPEOは進行が緩徐で訴えが乏しいことがあります)。
選択肢の確認
1.甲状腺眼症
誤り。甲状腺眼症は後天性の眼球運動障害であり複視を生じる。
2.乳児内斜視
正しい。乳児内斜視では抑制が働くため複視を生じない。
3.外転神経麻痺
誤り。外転神経麻痺は後天性であり複視を生じる。
4.眼窩吹き抜け骨折
誤り。眼窩吹き抜け骨折は後天性であり複視を生じる。
5.慢性進行性外眼筋麻痺
誤り。慢性進行性外眼筋麻痺でも複視を生じうる。
覚えるポイント
- 幼少期発症の斜視=抑制が働き複視を自覚しない。
- 両眼視確立後の後天性斜視=複視を自覚する。
- 抑制の有無は年齢と発症時期で判断する。