50AM023|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
輻湊検査が診断に有用でないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
輻湊検査が診断に有用でない病態を問う問題です。
解説
外転神経麻痺は外転(開散方向)の障害であり、輻湊(内寄せ)は保たれます。したがって輻湊検査は診断の役に立ちません。診断には眼球運動検査、Hess赤緑試験、複像検査を用います。
眼精疲労(輻湊不全の検出)、MLF症候群(内転障害があるのに輻湊は可能という鑑別点)、間欠性外斜視(輻湊近点と融像幅の評価)、眼振阻止症候群(輻湊で眼振が抑制される)では、いずれも輻湊検査が有用です。
選択肢の確認
1.眼精疲労
誤り。眼精疲労では輻湊不全の検出に有用である。
2.MLF 症候群
誤り。MLF症候群では内転障害があっても輻湊が保たれることが鑑別点となる。
3.間欠性外斜視
誤り。間欠性外斜視では輻湊近点と融像幅の評価に有用である。
4.外転神経麻痺
正しい。外転神経麻痺は外転の障害であり輻湊検査は診断に有用でない。
5.眼振阻止症候群
誤り。眼振阻止症候群では輻湊により眼振が抑制されることを確認できる。
覚えるポイント
- MLF症候群=内転障害+輻湊は保たれる(核性・核下性との鑑別点)。
- 輻湊近点の正常値は10 cm以内。
- 眼振阻止症候群=輻湊により眼振が抑制され、内斜視位で固視する。