50PM029|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
瞳孔に異常所見を認めないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
瞳孔異常をきたさない疾患を問う問題です。
解説
重症筋無力症は神経筋接合部の伝達障害ですが、瞳孔括約筋は平滑筋でありニコチン性受容体を介さないため、瞳孔は常に正常です。眼瞼下垂と眼球運動障害があるのに瞳孔が正常であることが、動眼神経麻痺との重要な鑑別点になります。
Adie症候群(緊張性瞳孔)、有機リン中毒(縮瞳)、Fisher症候群(瞳孔異常を伴うことがある)、Horner症候群(縮瞳)では、いずれも瞳孔に異常がみられます。
選択肢の確認
1.Adie 症候群
誤り。Adie症候群では緊張性瞳孔(散瞳と対光反射の減弱)がみられる。
2.重症筋無力症
正しい。重症筋無力症では瞳孔は正常である。
3.有機リン中毒
誤り。有機リン中毒では著明な縮瞳がみられる。
4.Fisher 症候群
誤り。Fisher症候群では瞳孔異常を伴うことがある。
5.Horner 症候群
誤り。Horner症候群では縮瞳がみられる。
覚えるポイント
- 重症筋無力症=眼瞼下垂+眼球運動障害、瞳孔は正常。
- 動眼神経麻痺=眼瞼下垂+眼球運動障害+散瞳。この違いが鑑別点。
- Adie症候群=緊張性瞳孔・光近反応解離・腱反射消失(Holmes-Adie症候群)。