51AM013|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
第1眼位を変動させないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
第1眼位に影響しない薬剤を問う問題です。
解説
フェニレフリン塩酸塩は交感神経作動薬で、瞳孔散大筋に作用して散瞳させますが、外眼筋には作用しないため第1眼位は変わりません。
ボツリヌス毒素(外眼筋の麻痺)、アトロピン硫酸塩(調節麻痺により調節性内斜視の眼位が変わる)、ジスチグミン臭化物(コリンエステラーゼ阻害で調節性輻湊に影響)、エドロホニウム塩化物(重症筋無力症の眼位を一過性に改善)は、いずれも眼位を変動させます。
選択肢の確認
1.ボツリヌス毒素
誤り。ボツリヌス毒素は外眼筋を麻痺させ眼位を変動させる。
2.アトロピン硫酸塩
誤り。アトロピン硫酸塩は調節麻痺により調節性内斜視の眼位を変える。
3.ジスチグミン臭化物
誤り。ジスチグミン臭化物は調節性輻湊に影響し眼位を変える。
4.エドロホニウム塩化物
誤り。エドロホニウム塩化物は重症筋無力症の眼位を一過性に改善する。
5.フェニレフリン塩酸塩
正しい。フェニレフリン塩酸塩は散瞳薬であり第1眼位を変動させない。
覚えるポイント
- フェニレフリン=交感神経作動性の散瞳薬。調節麻痺作用はない。
- トロピカミド・アトロピン・シクロペントラート=抗コリン性で調節麻痺も起こす。
- ボツリヌス毒素は斜視・眼瞼痙攣の治療にも用いられる。