51AM050第51回 視能訓練士国家試験 過去問

A 型ボツリヌス毒素治療において疾患と注射する筋の組合せで正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

A型ボツリヌス毒素の注射部位を問う問題です。

解説

ボツリヌス毒素は注射した筋を麻痺させるので、麻痺筋の拮抗筋(拘縮している筋)に注射して眼位を改善させます。左眼外転神経麻痺では外直筋が働かず内直筋が拘縮しているので、左眼の内直筋に注射します。

急性内斜視では拘縮した内直筋、間欠性外斜視では外直筋、交代性上斜位では上直筋が対象であり、他の選択肢はいずれも作用の向きが逆です。

選択肢の確認

1.急性内斜視 ── 患眼の外直筋
誤り。急性内斜視では拘縮した内直筋に注射する。

2.間欠性外斜視 ── 両眼の内直筋
誤り。間欠性外斜視では外直筋に注射する。

3.交代性上斜位 ── 上転眼の下直筋
誤り。交代性上斜位では上転を弱めるため上直筋に注射する。

4.右眼滑車神経麻痺 ── 右眼の下直筋
誤り。滑車神経麻痺では拮抗筋である下斜筋などが対象となる。

5.左眼外転神経麻痺 ── 左眼の内直筋
正しい。左眼外転神経麻痺では拘縮した左眼の内直筋に注射する。

覚えるポイント

  • ボツリヌス毒素=注射した筋を麻痺させる。拘縮した拮抗筋に注射する。
  • 効果は2〜3か月で消失する。麻痺の回復期の拘縮予防に有用。
  • 副作用=眼瞼下垂、上下斜視、一過性の過矯正。

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