51PM044|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
後部硝子体剝離が原因となるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・5
正答
1、5
この問題のポイント
後部硝子体剥離が原因となる病態を問う問題です。
解説
後部硝子体剥離が起こる際、硝子体が網膜と強く癒着している部位(硝子体基底部の後縁、格子状変性の縁)では網膜を牽引します。網膜血管が破綻すれば硝子体出血、網膜が裂ければ網膜裂孔が生じ、そこから液化硝子体が流入して裂孔原性網膜剥離に至ります。
硝子体動脈遺残は発生異常、網膜静脈閉塞症は血管の閉塞、網膜ドルーゼンは加齢性の沈着物であり、いずれも後部硝子体剥離とは無関係です。
選択肢の確認
1.硝子体出血
正しい。網膜血管の牽引・破綻により硝子体出血が生じる。
2.硝子体動脈遺残
誤り。硝子体動脈遺残は胎生期の血管系の遺残である。
3.網膜静脈閉塞症
誤り。網膜静脈閉塞症は血管の閉塞によるもので後部硝子体剥離とは無関係である。
4.網膜ドルーゼン
誤り。網膜ドルーゼンは加齢性の沈着物である。
5.裂孔原性網膜剝離
正しい。網膜裂孔から液化硝子体が流入し裂孔原性網膜剥離に至る。
覚えるポイント
- 後部硝子体剥離=飛蚊症・光視症。50歳以降で頻度が上がる。
- 急な飛蚊症の増加+光視症=網膜裂孔・網膜剥離を疑い散瞳眼底検査を行う。
- 硝子体黄斑牽引症候群や黄斑円孔の原因にもなる。