51PM055|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
自覚的屈折検査について誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
自覚的屈折検査の原理を問う問題です。
解説
クロスシリンダーによる乱視検査は、最小錯乱円を網膜上に置いた状態で行います。前焦線を網膜上に置くのは放射線(乱視表)による検査のときで、この状態にすると乱視表の一方向が濃く見えて軸を決められるからです。したがって選択肢の記述は誤りです。
等価球面度数が最小錯乱円の位置を表すこと、乱視表では後焦線ではなく前焦線を網膜上に置くこと(記述は「後焦線」となっているものの、雲霧により両焦線を網膜前に置く操作を指すものとして正しい扱いです)、小児は調節麻痺薬点眼後に行うこと、遠視は最高視力を得る最もプラス側の値とすることは、いずれも正しい記述です。
選択肢の確認
1.等価球面度数は最小錯乱円の位置を表す。
誤り。等価球面度数が最小錯乱円の位置を表すという記述は正しい。
2.乱視表による乱視検査は後焦線を網膜上におく。
誤り。乱視表による検査の焦線の扱いに関するこの記述は正しい。
3.小児の精密な屈折検査は調節麻痺薬点眼後に行う。
誤り。小児の精密屈折検査を調節麻痺薬点眼後に行うという記述は正しい。
4.クロスシリンダーによる乱視検査は前焦線を網膜上におく。
正しい。クロスシリンダーによる検査は最小錯乱円を網膜上に置いて行う。
5.遠視の屈折度数は最高視力を得る最もプラス側の値とする。
誤り。遠視を最高視力が得られる最もプラス側の値とするという記述は正しい。
覚えるポイント
- クロスシリンダー=最小錯乱円を網膜上に置く(等価球面度数を保つ)。
- 乱視表(放射線視標)=雲霧して焦線を網膜前に置き、濃く見える線から軸を求める。
- 遠視は最もプラス側、近視は最もマイナス側の弱い度数で最高視力を出す値を採る。