52PM015|第52回 視能訓練士国家試験 過去問
垂直眼球運動障害をきたさないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
垂直眼球運動障害をきたさない病態を問う問題です。
解説
one-and-a-half症候群は、同側のPPRF(水平注視中枢)とMLFの障害により、水平方向の眼球運動が高度に障害される病態です。対側眼の外転のみが残ります。垂直方向の運動は保たれます。
甲状腺眼症(下直筋の線維化)、重症筋無力症、Parinaud症候群(上方注視麻痺)、double elevator palsy(上転障害)では、いずれも垂直方向の障害が生じます。
選択肢の確認
1.甲状腺眼症
誤り。甲状腺眼症では下直筋の線維化により上転が制限される。
2.重症筋無力症
誤り。重症筋無力症では垂直方向も含めた眼球運動障害が生じる。
3.Parinaud 症候群
誤り。Parinaud症候群では上方注視麻痺が生じる。
4.double elevator palsy
誤り。double elevator palsyでは上転が障害される。
5.one-and-a-half 症候群
正しい。one-and-a-half症候群は水平方向の障害であり垂直運動は保たれる。
覚えるポイント
- one-and-a-half症候群=同側のPPRF(または外転神経核)+MLFの障害。
- 対側眼の外転のみが残る。垂直運動と輻湊は保たれる。
- 垂直注視中枢=riMLF(中脳)。水平注視中枢=PPRF(橋)。