53AM005第53回 視能訓練士国家試験 過去問

新生児への虐待でよく見られる状態はどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

乳幼児虐待でみられる眼所見を問う問題です。

解説

網膜出血は、乳幼児が激しく揺さぶられることで生じる**乳幼児揺さぶられ症候群(shaken baby syndrome)**の重要な所見です。多層性・多発性で周辺部まで及ぶ網膜出血が特徴で、硬膜下血腫や脳浮腫を伴います。

虐待が疑われる場合は眼科が診断の重要な役割を担い、通告の義務があります。角膜白斑・ぶどう膜炎・涙小管断裂・閉塞隅角緑内障は虐待に特徴的な所見ではありません。

選択肢の確認

1.角膜白斑
誤り。角膜白斑は虐待に特徴的な所見ではない。

2.網膜出血
正しい。網膜出血は乳幼児揺さぶられ症候群の重要な所見である。

3.ぶどう膜炎
誤り。ぶどう膜炎は虐待に特徴的な所見ではない。

4.涙小管断裂
誤り。涙小管断裂は外傷でみられるが虐待に特徴的ではない。

5.閉塞隅角緑内障
誤り。閉塞隅角緑内障は乳幼児にはまれである。

覚えるポイント

  • 乳幼児揺さぶられ症候群=多層性・多発性の網膜出血+硬膜下血腫+脳浮腫。
  • 眼底所見が虐待の診断の決め手となることがある。
  • 虐待を疑ったら児童相談所への通告義務がある(児童虐待防止法)。

関連問題

53AM00453AM006
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)