56AM067|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
65 歳の女性。裸眼の遠方視で掲示板の文字がぶれて見える。視力は、0.7(1.2× +0.75 D◯cyl-2.00 D 90°)であった。乱視の焦線と網膜の関係の図(別冊No. 8)を別に示す。裸眼での前焦線、後焦線および最小錯乱円の状態はどれか。ただし、調節力はないものとする。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
混合乱視の焦線と網膜の位置関係を問う図問題です。
解説
+0.75 D◯cyl−2.00 D 90°では、90°経線が+0.75 D(遠視)、180°経線が −1.25 D(近視)です。したがって一方の経線が近視、他方が遠視の混合乱視にあたります。
近視側の経線が作る前焦線は網膜の前方、遠視側の経線が作る後焦線は網膜の後方にあり、**最小錯乱円は等価球面度数(+0.75−1.00 = −0.25 D)**に対応して網膜のわずかに前方に位置します。
選択肢の確認
1.A
誤り。この図は両焦線が網膜の同じ側にあり混合乱視ではない。
2.B
正しい。前焦線が網膜前方、後焦線が網膜後方、最小錯乱円が網膜のわずか前方にある。
3.C
誤り。最小錯乱円の位置が等価球面度数と一致しない。
4.D
誤り。この図は両焦線が網膜の同じ側にある。
5.E
誤り。焦線の前後関係が屈折値と一致しない。
覚えるポイント
- 混合乱視=一方の経線が近視、他方が遠視。等価球面度数は0に近い。
- 前焦線=屈折力の強い経線が作る。後焦線=弱い経線が作る。
- 最小錯乱円の位置=等価球面度数(球面度数+円柱度数/2)に対応する。