53AM010|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
狭隅角眼に禁忌なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
狭隅角眼に禁忌の薬剤を問う問題です。
解説
アトロピン硫酸塩は抗コリン薬で散瞳させます。狭隅角眼で散瞳させると、周辺虹彩が隅角に押し込まれて房水流出路を塞ぎ、急性緑内障発作を誘発する危険があります。したがって禁忌です。
ピロカルピンは縮瞳薬(むしろ治療薬)、チモロールは眼圧下降薬、オキシブプロカインは表面麻酔薬、フルオレセインは染色剤であり、いずれも禁忌ではありません。
選択肢の確認
1.アトロピン硫酸塩
正しい。アトロピン硫酸塩は散瞳により急性緑内障発作を誘発しうるため禁忌である。
2.ピロカルピン塩酸塩
誤り。ピロカルピン塩酸塩は縮瞳薬であり治療に用いる。
3.チモロールマレイン酸塩
誤り。チモロールマレイン酸塩は眼圧下降薬である。
4.オキシブプロカイン塩酸塩
誤り。オキシブプロカイン塩酸塩は表面麻酔薬である。
5.フルオレセインナトリウム
誤り。フルオレセインナトリウムは染色剤である。
覚えるポイント
- 狭隅角眼に禁忌=散瞳薬(アトロピン、トロピカミド、フェニレフリン)、抗コリン薬全般。
- 散瞳検査の前には隅角の広さ(van Herick法)を確認する。
- 発作時は縮瞳薬・眼圧下降薬・レーザー虹彩切開術で対応する。