54AM072|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
75 歳の男性。保護眼鏡を装用せずに電動草刈り機で作業をした際、機器から飛んできた金属片で右上眼瞼を受傷した。右上眼瞼皮膚に幅2 mm の穿通創を認めた。眼窩内を検索するのに禁忌となる検査はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
金属異物が疑われる症例で禁忌となる検査を問う問題です。
解説
MRIは強い磁場を用いるため、磁性体(鉄片)の眼内・眼窩内異物があると、異物が動いて周囲の組織や視神経を損傷する危険があります。したがって禁忌です。
金属片による受傷歴があれば、まずCTまたはX線撮影で異物の有無と位置を確認します。CT・OCT・X線撮影・超音波Bモードはいずれも実施できます(超音波は穿孔が疑われる場合は圧迫を避ける配慮が必要です)。
選択肢の確認
1.CT
誤り。CTは金属異物の検出に第一選択となる。
2.MRI
正しい。MRIは磁性体異物を動かす危険があり禁忌である。
3.OCT
誤り。OCTは非接触の検査であり実施できる。
4.X 線撮影
誤り。X線撮影は金属異物の検出に有用である。
5.超音波B モード
誤り。超音波Bモードは実施できる(圧迫を避ける配慮は必要)。
覚えるポイント
- 金属異物が疑われる場合、MRIは禁忌。まずCTまたはX線で確認する。
- 眼内異物=眼内炎と交感性眼炎の危険。緊急の摘出を検討する。
- 鉄片が残ると眼球鉄錆症(siderosis bulbi)に至る。