54AM071|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
15 歳の男子。10 歳ころから外斜視が気になりだし、治療目的で来院した。視力は右(1.5×-0.75D)、左1.5(矯正不能)。眼位の写真(別冊No. 10)を別に示す。この所見で分かるのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
眼位写真から外斜視の性状を読み取る図問題です。
解説
遮閉試験の写真で、どちらの眼でも固視できて左右が交互に入れ替わるなら交代性斜視です。片眼固視に固定されていない(優位眼がない)ことを示し、両眼の視力が同程度であることとも合致します。
また、角膜反射の偏位量から斜視角を概算できます。反射が角膜輪部と瞳孔縁の中間にあれば**約30°**に相当します(輪部で約45°、瞳孔縁で約15°)。
選択肢の確認
1.γ 角異常がある。
誤り。γ角異常の有無はこの写真からは判断できない。
2.輻湊不全がある。
誤り。輻湊不全の有無は輻湊近点の測定で判断する。
3.交代性斜視である。
正しい。どちらの眼でも固視でき左右が入れ替わる交代性斜視である。
4.斜視眼に抑制がある。
誤り。両眼とも視力1.5と良好で交代固視ができており、深い抑制は示されない。
5.斜視角は約30° である。
正しい。角膜反射の偏位量から斜視角は約30°と読み取れる。
覚えるポイント
- 交代性斜視=どちらの眼でも固視できる。優位眼がなく弱視になりにくい。
- 角膜反射の偏位=瞳孔縁で約15°、瞳孔縁と輪部の中間で約30°、輪部で約45°。
- 単眼性斜視では斜視眼に弱視を生じやすい。