第54回
54PM060|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
2つ選択
不同視弱視の訓練で正しいのはどれか。2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解1・5
正答
1、5
この問題のポイント
不同視弱視の訓練における留意点を問う問題です。
解説
弱視と診断する前に、器質疾患(網膜疾患・視神経疾患など)を除外することが不可欠です。器質的な原因があれば訓練しても視力は上がらず、原因疾患の治療が優先されるからです。
また小児では調節力が強いため、調節麻痺薬点眼下の屈折検査で得た値で完全矯正眼鏡を装用させます。健眼遮閉は眼鏡装用の後(第一選択ではない)、トロピカミドでは調節麻痺が不十分、視力が1.0になってもすぐには中止できません。
選択肢の確認
1.器質疾患を除外する。
正しい。弱視と診断する前に器質疾患を除外する。
2.健眼遮閉を第一選択とする。
誤り。第一選択は完全屈折矯正であり、健眼遮閉はその後である。
3.屈折検査はトロピカミド点眼下で行う。
誤り。トロピカミドでは調節麻痺が不十分でシクロペントラートやアトロピンを用いる。
4.矯正視力が1.0 になればすぐに中止してよい。
誤り。視力が1.0になっても再発するため、すぐには中止できない。
5.調節麻痺薬点眼による屈折検査で完全矯正眼鏡を装用させる。
正しい。調節麻痺薬点眼下の屈折検査に基づく完全矯正眼鏡を装用させる。
覚えるポイント
- 弱視治療の順序=器質疾患の除外→完全屈折矯正→健眼遮閉。
- 調節麻痺薬=シクロペントラート(作用が短い)、アトロピン(完全だが数日要する)。
- 遮閉は漸減して終了する。急な中止は視力の後戻りを招く。
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