55AM034|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
Bagolini 線条レンズを装用して患者が融像できた範囲(別冊No. 5)を別に示す。考えられるのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
Bagolini線条レンズによる融像範囲から麻痺筋を推定する図問題です。
解説
上斜筋の下転作用は内転位で最大、内旋作用は下方視で強く要求されます。したがって左滑車神経麻痺(左上斜筋麻痺)では、左眼が内転する右下方視で複視が最も強くなり、その方向の融像範囲が狭くなります。
図で右下方の領域が融像できない範囲として示されていれば、左上斜筋麻痺と判断できます。
選択肢の確認
1.左滑車神経麻痺
正しい。右下方視で融像できない範囲がみられ左滑車神経麻痺に一致する。
2.左動眼神経麻痺
誤り。左動眼神経麻痺では複数の方向に広く融像範囲が狭くなる。
3.右外転神経麻痺
誤り。右外転神経麻痺では右方視で融像範囲が狭くなる。
4.左眼窩吹き抜け骨折
誤り。左眼窩吹き抜け骨折では左上方視で融像範囲が狭くなる。
5.右double elevator palsy
誤り。右double elevator palsyでは右上方視全体で融像範囲が狭くなる。
覚えるポイント
- 上斜筋の下転作用=内転位で最大。麻痺すると対側下方視で複視が最大。
- 両眼単一視野(融像野)=複視のない範囲。麻痺筋の方向で狭窄する。
- 代償頭位は融像できる範囲を使うためにとられる。