55AM054|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
内斜視で近見斜視角が遠見よりも大きいときに考えられるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
近見の内斜視角が大きくなる機序を問う問題です。
解説
内斜視で近見の斜視角が遠見より大きくなるのは、近方視で余分に働く輻湊が原因です。ひとつは調節に連動する調節性輻湊が過剰(AC/A比が高い)な場合、もうひとつは対象が近いという認知による近接性輻湊が過剰な場合です。
強度近視は近視性斜視(固定内斜視)、開散不全は遠見の内斜視、異常神経支配はDuane症候群の機序であり、いずれも近見優位の内斜視の説明にはなりません。
選択肢の確認
1.強度近視がある。
誤り。強度近視は固定内斜視の原因であり近見優位にはならない。
2.AC/A 比が高い。
正しい。AC/A比が高いと近見で調節性輻湊が過剰となる。
3.開散が不全である。
誤り。開散不全は遠見の内斜視をきたす。
4.異常神経支配がある。
誤り。異常神経支配はDuane症候群の機序である。
5.近接性輻湊が過剰である。
正しい。近接性輻湊が過剰であれば近見の内斜視が大きくなる。
覚えるポイント
- 近見>遠見の内斜視=高AC/A比(非屈折性調節性内斜視)、近接性輻湊過剰。
- 遠見>近見の内斜視=開散麻痺、sagging eye syndrome、外転神経麻痺。
- 高AC/A比には近用加入の二重焦点眼鏡が有効。