55PM072|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
生後5 か月の乳児。てんかん発作と左顔面の三叉神経第一枝・第二枝領域に母斑を認めたため、小児科より紹介され来院した。外眼部写真(別冊No. 12)を別に示す。最も起こしやすい眼合併症はどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
顔面母斑とてんかんを伴う乳児の眼合併症を問う図問題です。
解説
三叉神経第1・2枝領域の顔面母斑(ポートワイン斑)とてんかん発作の組合せは、Sturge-Weber症候群(脳三叉神経血管腫症)です。この症候群では緑内障を高率に合併します。
上強膜静脈圧の上昇と隅角の形成異常が原因で、乳幼児期に発症すると牛眼(角膜径拡大)となります。第1枝領域に母斑があると緑内障の危険が高いため、定期的な眼圧測定が必要です。
選択肢の確認
1.白内障
誤り。白内障はSturge-Weber症候群の主要な合併症ではない。
2.緑内障
正しい。Sturge-Weber症候群では緑内障を高率に合併する。
3.網膜剝離
誤り。網膜剥離は主要な合併症ではない。
4.網膜血管腫
誤り。網膜血管腫はvon Hippel-Lindau病の所見である。
5.網膜色素変性
誤り。網膜色素変性はこの症候群の合併症ではない。
覚えるポイント
- Sturge-Weber症候群=顔面ポートワイン斑・緑内障・脈絡膜血管腫・軟膜血管腫。
- 三叉神経第1枝領域に母斑があると緑内障の危険が高い。
- 母斑症=神経線維腫症(Lisch結節)、結節性硬化症(網膜過誤腫)、von Hippel-Lindau病。