56AM048|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
兎眼の原因はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・3
正答
2、3
この問題のポイント
兎眼(閉瞼不全)の原因を問う問題です。
解説
顔面神経麻痺では眼輪筋が働かず閉瞼できないため、典型的な兎眼となります。甲状腺眼症では、眼球突出と眼瞼後退により眼瞼が眼球を覆いきれず、やはり閉瞼不全(兎眼)をきたします。
いずれも角膜が露出し続けるため、露出性角膜症(角膜上皮障害・潰瘍)の危険があり、人工涙液や眼軟膏による保護が必要です。
選択肢の確認
1.睫毛内反
誤り。睫毛内反は睫毛が角膜に触れる病態である。
2.甲状腺眼症
正しい。甲状腺眼症では眼球突出と眼瞼後退により閉瞼不全となる。
3.顔面神経麻痺
正しい。顔面神経麻痺では眼輪筋が働かず閉瞼できない。
4.Sjögren 症候群
誤り。Sjögren症候群はドライアイをきたすが兎眼ではない。
5.サルコイドーシス
誤り。サルコイドーシスはぶどう膜炎をきたすが兎眼の原因ではない。
覚えるポイント
- 兎眼=閉瞼不全。顔面神経麻痺、甲状腺眼症、瘢痕性の眼瞼変形。
- 露出性角膜症の危険があり、人工涙液・眼軟膏・眼帯で保護する。
- Bell現象(閉瞼時の眼球上転)があれば角膜は比較的保護される。