56AM058|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
徐々に発症した幼児期の内斜視で遠視の屈折矯正により斜視角が10 Δ以上改善したとき正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
遠視の矯正で斜視角が改善する内斜視の分類を問う問題です。
解説
幼児期に徐々に発症した内斜視で、遠視の屈折矯正により斜視角が10Δ以上改善するなら、その斜視には調節が関与している、すなわち調節性内斜視です(完全に消失すれば屈折性、残れば部分調節性です)。
AC/A比が高いかどうかは近見と遠見の差を見て判断する別の問題で、二重焦点眼鏡の適応も高AC/A比が確認されてから検討します。
選択肢の確認
1.AC/A 比が高い。
誤り。AC/A比が高いかは近見と遠見の斜視角の差から判断する。
2.輻湊過多型である。
誤り。輻湊過多型かどうかはこの情報だけでは判断できない。
3.感覚性内斜視である。
誤り。感覚性内斜視は片眼の視力障害が原因である。
4.調節性内斜視である。
正しい。遠視の矯正で斜視角が改善するので調節性内斜視である。
5.二重焦点眼鏡の適応である。
誤り。二重焦点眼鏡の適応は高AC/A比が確認されてから検討する。
覚えるポイント
- 調節性内斜視=遠視の未矯正による過剰調節が原因。眼鏡で改善する。
- 屈折性=眼鏡のみで正位。部分調節性=眼鏡でも残る内斜視がある。
- 非屈折性(高AC/A比)=近見でとくに大きい。二重焦点眼鏡の適応。