56AM059|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
重症筋無力症の検査所見で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
重症筋無力症の検査所見を問う問題です。
解説
**ragged red fiber(赤色ぼろ線維)**は、ミトコンドリア病(慢性進行性外眼筋麻痺、Kearns-Sayre症候群)の筋生検でみられる所見です。重症筋無力症は神経筋接合部の伝達障害なので、この所見はみられません。
牽引試験陰性(麻痺性)、アイステストでの改善、筋電図のwaning現象(漸減現象)、テンシロン試験での一過性改善は、いずれも重症筋無力症の所見です。
選択肢の確認
1.牽引試験は陰性である。
誤り。麻痺性であり牽引試験が陰性であるという記述は正しい。
2.アイステストで眼瞼下垂の改善がみられる。
誤り。アイステストで眼瞼下垂が改善するという記述は正しい。
3.骨格筋の生検でragged red fiber がみられる。
正しい。ragged red fiberはミトコンドリア病の所見であり重症筋無力症ではみられない。
4.外眼筋の筋電図検査でwaning 現象がみられる。
誤り。反復刺激筋電図でwaning現象がみられるという記述は正しい。
5.テンシロン試験で一過性に眼球運動障害の改善がみられる。
誤り。テンシロン試験で一過性に改善するという記述は正しい。
覚えるポイント
- 重症筋無力症=抗AChR抗体、テンシロン試験、アイステスト、waning現象。
- ragged red fiber=ミトコンドリア病(CPEO、Kearns-Sayre症候群)。
- 重症筋無力症では瞳孔と調節は常に正常。胸腺腫の合併を確認する。