56PM060|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
右方静止位の乳児眼振に対する手術で適切なのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
静止位のある乳児眼振に対するKestenbaum法の術式を問う問題です。
解説
静止位が右方にあると、患者は顔を左に回して右方視の位置で見ます。手術では静止位を正面へ移すため、眼球を左方視の位置へずらす操作を行います。
そのためには、右方視を作る筋(右外直筋・左内直筋)を後転して弱め、同時に左方視を作る筋(右内直筋・左外直筋)を短縮して強めます。この2つの組合せが正答です。
選択肢の確認
1.右外直筋後転、左内直筋後転
正しい。右方視を作る右外直筋と左内直筋を後転して弱める。
2.右外直筋後転、右内直筋短縮
誤り。同一眼内での後転と短縮では両眼を同方向へ移動できない。
3.右内直筋短縮、左内直筋短縮
誤り。両眼の内直筋短縮では輻湊が強まるだけである。
4.右内直筋短縮、左外直筋短縮
正しい。左方視を作る右内直筋と左外直筋を短縮して強める。
5.右外直筋短縮、左外直筋短縮
誤り。両眼の外直筋短縮では開散が強まるだけである。
覚えるポイント
- Kestenbaum法=静止位を正面へ移す4直筋手術。
- 静止位が右=顔を左に回す=眼球を左方視の位置へずらす操作を行う。
- 静止位がなく振幅が大きい眼振には水平4直筋の大量後転。