111PM002|第111回 保健師国家試験 過去問
Aちゃん(1歳8か月、女児)は、1歳6か月児健康診査を受診した。有意語の発語はなく、絵本の指さしはしない。個別相談で言葉の発達について経過を観察したいと保健師が伝えると、母親は「心配はしていません。今、妊娠7か月で疲れたので早く帰りたいです」と言う。Aちゃんのフォローアップをするための保健師の対応で最も適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
発達上の確認が必要でも保護者が今は相談を望まない場合、負担に配慮しつつ支援関係を切らず、近い時期と具体的な方法を合意して経過を確認します。
解説
1歳8か月で有意語と絵本の指さしがないため、言語・コミュニケーション発達を継続してみる必要があります。一方、母親は妊娠7か月で疲れており、早く帰りたいと明確に述べています。今この場で長く説明を続けず、1か月後という近い時期に保健師から電話する約束なら、母親の負担を抑えながらAちゃんの変化と家庭での様子を確認できます。必要に応じて訪問や発達相談へ段階的につなげます。次の健診まで一年以上待つのは遅すぎます。
選択肢の確認
1.「病院の発達相談を受けたら教えてください」:母親が自ら受診・連絡することに委ねており、保健師による能動的なフォローになりません。
2.「出生届の提出時にAちゃんの様子を教えてください」:出生届の時期は出産後で先になり、母親が窓口へ来るとも限らず、確認方法として不確実です。
3.「1か月後に電話でAちゃんの様子を聞かせてください」:近い時期に低負担な方法で保健師から連絡し、継続支援の接点を確保できるため適切です。
4.「3歳児健康診査のときにAちゃんの様子を確認します」:発達確認を長期間先送りし、早期支援の機会を失うおそれがあります。
覚えるポイント
保護者が支援に消極的なときは「具体的な時期・方法を約束し、保健師から再接触する」ことが重要です。拒否か受入れかの二択にしません。