72AM94|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線 CT 再構成画像の Wiener〈ウィナー〉スペクトルの特徴で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
CT画像のWienerスペクトル(NPS)を、平均除去、再構成関数、線量、周波数依存性、測定対象で読みます。
解説
CT画像のノイズパワースペクトルは、均一画像ROIから平均値や近似面を引いた変動成分を二次元Fourier変換して求めます。平均成分を除く定義から直流成分は原理的に0です。NPSの形は再構成関数などに依存し、積分値は画像ノイズ分散に対応します。
選択肢の確認
1
1.直流成分は原理的に0になる。
判定:正答(記述は正しい)。 ノイズを測る前にROIの平均値を差し引くため、u=v=0の直流成分は0となります。
2
2.再構成アルゴリズムの影響を受けない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 高周波強調型の再構成関数は高周波ノイズも強調するため、NPSの大きさと形状は再構成法の影響を受けます。
3
3.曲線下の面積は検出器入射線量に比例する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 NPS曲面の積分はノイズ分散で、他条件が同じなら光子数・入射線量が増えるほど概ね減少します。
4
4.空間周波数の増大とともに単調に減少する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 CTではランプフィルタと再構成関数により中間周波まで増える形もあり、周波数とともに単調減少するとは限りません。
5
5.測定は投影データを二次元 Fourier〈フーリエ〉変換する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 測定するのは再構成後の均一CT画像内の変動であり、生の投影データの二次元変換ではありません。
覚えるポイント
- NPSの面積=ノイズ分散、平均除去後の直流成分=0です。
- 再構成関数はMTFだけでなくNPSの周波特性も変えます。
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